口の中の健康を守ることで、全身の健康を守りたい
年を重ねても、元気で健康な生活が送れる秘訣(ひけつ)は、口の中を健康に保つことです。
歯科医師を目指して大学で勉強をしていた頃から、“口の中の健康は全身の健康にかかわっており、口の中の健康を守ることで全身の健康を守る”というポリシーを貫いています。
“口の中の健康”で気をつけたいのは、細菌が口の中で食べかすから酸をつくり、その酸で歯が溶ける“虫歯”と、歯の周囲に付着した歯垢(しこう)が歯と歯肉のすき間に入り込み、歯を支えている骨を溶かしてしまう“歯周病”です。
どちらも知らず知らずのうちに進行しますが、年配の方に多いと思われがちな歯周病も、実は20歳代の6~7割、30歳代の9割が罹患(りかん)しています。
日頃のお手入れが重要です
予防には日ごろのブラッシングが重要です。当院では、口の中をきれいにするためにブラッシング指導にも力を注いでいます。また、日々のブラッシングはとても大切ですが、歯の汚れには歯ブラシだけでは取りきれないものもあります。
定期健診の意味も込めて、2~3ヶ月に1度はPMTC(歯科医院での機械を用いての清掃)をお勧めしています。
歯は、一番最初の消化器です。口の中でよく噛むことは、食物を細かくくだき、唾液(だえき)を分泌させて、消化を助けています。栄養の吸収にかかわる大事な器官です。私たちにとって、“食”というのは生きていく上で欠かせないものであり、楽しみのひとつでもあります。いつまでもずっとご自身の歯で楽しくお食事ができるように、私共でお口の健康を守るお手伝いができれば幸いです。
医療法人 卓進
理事長 村上 卓